ADHD・ASD社会人のための処方箋

発達障害の方向けの転職・仕事術に関することを書いています

ADHDが避けるべき仕事の特徴 ベスト3

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皆様は、転職するにあたり確たる軸をお持ちでしょうか?

 

私は人材業界の営業マンで、日々様々な課題をお持ちの方の仕事選びに携わっています。常々感じるのは、ADHDに限らず、転職の際にどう仕事を選べばいいか迷われる方が非常に多いということです。

 

もう無理・・・転職しよう

 

と思うきっかけは「現職の不満を解消したい」という動機から生じます。この動機は、年齢によって傾向が異なります。20〜30代の若手は「よりやりがいのある仕事がしたい」「よりスキルアップしたい」といった志向性、40代以降は「収入を上げたい」「家族と過ごす時間を増やしたい」といった生活基盤を改善したいという動機が多いです。

 

では、ADHDなど発達障害の場合はというと「今(前職)の業務内容に適応できない」「ADHDに適した職種がわからない」という、能力的な問題が大半を占めているのではないでしょうか。

 

私自身ADHDの当事者として、激務&鬼のマルチタスクをこなさなければならない人材業界でクビ寸前まで追い込まれながらも、首の皮一枚で繋がっている状態です。もっと自分の力を発揮できる仕事、いやせめて及第点レベルのアウトプットが出せる職種に移りたい・・・!と葛藤の日々です。

 

※今は死ぬ気で努力したのもあり、そこそこ適応できるようにはなりましたが・・・。(それでもこの仕事向いてないと思う)

 

adhd-career.hatenablog.com

 

さて、発達障害の方であれば、ご自身の特性はどことなく理解はされているのかなと思います。(ADHDだとケアレスミスが酷い、タスクが増えるとパニックになる、ちょっとしたことで激昂してしまう、など)

 

私は人材業界の営業経験を通して、数多くの人材と企業をマッチングし、彼らの仕事のパフォーマンスを定点観察した結果一定の法則があることに気づきました。ADHDに向いている仕事は明言し辛いですが、避けるべき仕事・企業の特徴は確実に存在します。

 

今回は、ADHDが避けるべき仕事の特徴を3つご紹介します。

 

1.業務フローが仕組み化されていない

企業を選ぶ際、業務フローが精緻に確立されているかを確認しましょう。業務マニュアルが無く、上司の背中を見て覚えろ!的な職場は詰む確率が非常に高いです。

これは、中小企業より大企業の方が断然優れています。大企業は優秀な方が多く、生産性を最大化するために業務を徹底的に効率化しています。多くの場合教育計画もあり、資金力もあるので、IT投資も積極的に行う企業が多いです。業務も細分化されており、中小企業のように業務範囲が膨大ということも少ないです。

ADHDの方は、臨機応変な対応が苦手です。イレギュラーな事態が生じた際は、確実に混乱します。反面、決められた定型的な作業は比較的得意です。

以上の観点から、業務が細分化された大企業の方が働きやすいといえます。

 

2.旧来的な日系企業は人間関係が面倒くさい

働きやすさは、企業文化や職場の人間関係にも大きく左右されますよね。社歴の長い日系企業は、旧来的で非合理的な価値観の社員が多く息苦しさを感じるとの声が多いです。

私の所属は日系企業ですが、取引先は外資系企業や社歴の浅いIT企業も多く、彼らのコミュニケーションは非常に合理的です。自身の意見を率直に述べる傾向のあるADHDにとっては、外資やIT業界とは相性がいいのかもしれません。

逆に終身雇用文化の根強い日系企業は、村社会的価値観や会社への強い忠誠心を求める傾向があり、息苦しさの温床です。英語力や専門性に自信があるのであれば、古臭い日系企業は選択技から外した方がいいかもしれません。

 

3.事務職だけはマジで避けるべき

当ブログでは再々申し上げていますが、ADHDは事務職(営業事務、経理、総務など)は避けるべきです。業務成績が定量化され難くいためADHDには居場所の確保が困難であり、ケアレスミスが業務遂行の最大の障壁となる職種です。また、営業職でも事務処理が占める割合の多い金融や派遣営業などは厳しいです。

 

adhd-career.hatenablog.com

 また、近年RPA(業務の自動化)が進んでおり今後付加価値が一層出し難く、求人倍率も1倍を割っているため競争も激しいです。キャリア的にもおすすめできません。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。ADHDの特性には大きな個人差があり、同じ業界同士でも企業によって業務の進め方は大きく異なります。まずは、自分に向いていない仕事の特性を紙に書き出し、自己理解から初めましょう。企業の内情は第三者ヒアリングできれば理想ですが、Vorkersや転職会議といった口コミサイトも一定の参考にはなります。

 

仕事選びは本当に難しいですが、少しでも参考になれば幸いです。

本日も、ありがとうございました。