ADHD・ASD社会人のための処方箋

発達障害の方向けの転職・仕事術に関することを書いています

発達障害だと営業職は務まらないのか??

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発達障害の方で、営業職に従事している人は存外多いのではないでしょうか。発達障害は基本的に対人スキルに問題を抱えていますから、営業職を避けるケースも多いと思います。しかし、世の中の仕事の7割は営業に分類され、他の職種は専門性を必要とされる仕事ばかり。士業やエンジニア、経理などは未経験からいきなりジョブチェンジが難しく、転職の選択技から外れます。必然的に、営業職という選択技しか残されていなく、しぶしぶ対人スキルが求められる職種をしている場合が多い、というのが人材業界で働いている私としての実感です。

 

人嫌いだけど営業しかできない

ADHDと診断されている私は元来、人付き合いが嫌いです。休日も1人行動が多く、好んで人と会ったりはしません。友達も少なく、関係も浅く、かと言って増やしたいとも思いません。しかし、仕事は営業職という矛盾(笑)。明らかに適正がなさそうに見えます。

 

ただ、他に選択技があるわけでもなく、明日生きていくために稼がねばなりません。適正云々考える余裕は自分にはありません。

 

転職する際、30歳を超えてくると、よほどタイミングや企業の意向に恵まれない限りは今までの経験の延長上の仕事でしか、書類選考すら通過しなくなります。さて、どうすればいいのでしょうか。

 

プライベートと営業現場でのコミュニケーションは別物

私は大学卒業後、ほとんど営業経験しかありません。今でも自分に営業職の適性があるとは思っていませんが、一つ大きな気付きが得られました。それは、プライベートと営業現場でのコミュニケーションは全く別物という事実です。

 

ほとんどの営業未経験者は、営業職に向いている人は「体育会系」「友達が多い」「明るい」「話し上手」といった、快活なイメージを持っています。もちろん、これらの要素は営業活動にとって大きな武器になるのは自明です。しかし、プライベートで休日はいつも引きこもり、ろくに遊びにも誘われないようなタイプでも営業職が務まらないかといったら、答えは明確にNOと言えます。

 

コミュ障でも営業職が務まる3つの理由

それでは、なぜこのようなコミュ障の私のような人間でもそれなりに営業職が務まるのか、理由を3つご説明します。

 

1.人格は使い分けれる

仕事とプライベートでの人格は、使い分けれます。実感のある人も多いのではないでしょうか。基本的に、プライベートでの人間関係は長く続いていくものです。人間は、相手のキャラクターを「明るいやつだ」「知的なやつだ」「根暗なやつだ」などとラベリングします。よって、一度「根暗なやつ」認定されると、自身が変わりたくても根暗なキャラクターを演じ続けてしまうんです。

ところが、新しい環境だと相手は自分の情報を0から構築し始めます。自分が与えたい印象を相手に与えることが可能となるのです。つまり、プライベートであなたを卑下する人がいたとしても、全く気にする必要はありません。

 

2.相手の気持ちに敏感

次に、内向的な性格は相手の心の機微に敏感な傾向があります。ADHDなど、衝動的な発言で墓穴を掘る場合もありますが、発達障害者は案外相手の気持ちの裏をとろうとする能力に長けているものです。ASDは共感能力に難がある特徴もありますが、別に共感する必要はありません。共感する振る舞いをしておけば何ら問題はありません。

 

3.ADHDは一点集中に長けている

ADHDの特徴になりますが、一点集中に長けているという特徴がありますね。私は典型的なADHDなので、この長所には助けられていると感じます。顧客との面会はせいぜい10〜15分くらいですので(長くなりそうであれば意図的にこちらから切り上げます)、この間にはかなりの集中力を発揮できていると自負しています。事前準備という鬼門さえ突破できれば、ADHDの特性を活かせる職種だと思っています。

 

まとめ

発達障害には個々人で様々な症状が見られますので、もちろん一概に営業職が務まるとは思っていません。ですが、はじめから食わず嫌いするよりも、案外飛び込んでみて見えてくる世界もあるはずです。ダメなら次に行けばいいだけの話です。

営業職は、未経験でも就職しやすい職種の一つです。事務職など、今別の仕事に就いていて限界を感じている方は、選択技の一つとして考えてみてはいかがでしたでしょうか。

 

本日も、ありがとうございました。