ADHD・ASD社会人のための処方箋

発達障害の方向けの転職・仕事術に関することを書いています

【ADHD】コンサータは、人生の救世主になるのか

子供の頃から、人が普通にこなせることができない、やたらと不器用、自分には何か重大な欠陥があるんじゃないか・・・と、物心ついた時から悶々と生きてきた人は案外多いんじゃないか。私もそのモヤモヤを頭にループさせながら今日に至った1人。時間には間に合わない、繰り返す失言、じっと座って食事や勉強ができない・・・幼いながら、他者とは違う違和感を感じて生きてきました。そして、その症状が一気に顕在化したのは社会人になってから。商品の数え間違いは治らない、納期を守れない、そして事務処理のヒドさは言わずもがな(笑)当時の絶望感は、忘れもしない。このような切迫感の中、自身の脳に何かしらの異常があるのではないかと疑い始め、色々調べだし発達障害について知る、というケースは多いと思います。
 
私は大学生の頃にADHDの事を知って、なんとなく自分も該当者なのかなー程度に考えていました。正直、学生までは特に対策せずともなんとか生きていけました。実家暮らしだったし、事業主でもなければサラリーマンでもないので、成果を出さなくても衣食住には困らない。これが、一度社会に出るとそうはいかない。ビジネスの世界は、野生の動物の過酷な弱肉強食の世界と同様、熾烈な生存競争だからです。成果(肉食動物なら獲物を捕らえる)がでなければ、社会から必要とされず、飢え死にしていく。もちろん、高度に発達した文明社会、特に先進国の日本では、様々なセーフティネットが存在するし、実家暮らしをしていれば飢え死にまでするケースそうそうないかもしれません。しかし、社会に対してバリューを提供できなければ、生活は困窮していく。そして、発達障害の特性上、現代社会でこの「バリュー」を生み出すことが実に難しい。このような絶望の中、我々は発達障害の症状が魔法のように改善をもたらすソリューションを探し求め始めます。
 
コンサータは、人生の救世主になるのか
背水の陣に立たされ最後の砦かの如く、藁をもすがる思いで心療内科の門を叩く人は多いでしょう。私もその1人。そして、コンサータというADHDに対し効果のあるとされる薬を処方されます。現代医学では、この「コンサータ」と「ストラテラ」の2つの薬のみが、発達障害に有効な薬として、医師の厳しい判断のもと処方されます。そして、これはあくまで一時的に症状を緩和される効果しかなく、抜本的に病状を消し去るといった効果はありません。そのことを知った時の悲壮感は、今でも鮮やかに脳裏に焼き付いています。
 
服用を始めた結果、人生の生きやすさは相当増しました。明らかにビジネスマンとしての競争力が上がった自負がある。具体的な効果は、今まで何度か書き記してきたし、これからも定点観測的に備忘録として記事にしようと思います。あまり誇大な発言は慎むべきですが、この薬に出会ってよかったと、胸を張って言えます。もちろん、薬の効果や副作用の症状も人によって本当にまちまちです。処方箋が必要ですし、医師の方によくよく相談してもらいましょう。
 
今、自身で発達障害のような症状で悩み、少しでも人生を良くしていきたいと考えている方は、是非一度心療内科の受診もオススメしたい。ひょっとすると、あなたの人生のターニングポイントになるかもしれません。