ADHD・ASD社会人のための処方箋

発達障害の方向けの転職・仕事術に関することを書いています

【ADHD】転職予定の発達障害者が知っておくべき◯◯価値とは??

ADHDの方を筆頭に、発達障害の方はやたらと転職回数が多いものです。病気の特性上、どうしても仕事内容が上手くこなせず仕事を転々としてしまう方の気持ちもわからなくもないです。しかし、人生は長い長距離走のようなもの。短絡的な判断で、ジリ貧な人生になっては再起は難しくなります。

 

多いケースは、幾度となく転職を繰り返し、特にスキルも専門性も身につかず年をとり転職が難しくなって、まともな稼ぎを得ることができなくなるケース。【市場価値】の考えが欠落してるのです。もちろん、能力的な部分で社会に適応しにくい方の気持ちもわかります。私もADHDなので、会社では浮きまくりだし業務もスムーズにこなせているとはとても言い難いでしょう。

 

しかし、ちゃんとキャリアに向き合えば、誰でもできる付加価値の低い仕事しかできない状態に陥る確率は激減するでしょう。人材業界に身を置く立場として、ADHDの方が認識しておくべき「市場価値」についてご説明します。

 

市場価値=転職の容易さ

ここで言う市場価値とは、労働市場における価値のこと。つまり、転職のし易さの程度のことです。もちろん、どの業界へも望み通りに転職できる人材は存在しません。転職エージェント経由でも、書類選考の通過率はおよそ2割と言われています。しかし、真摯に仕事へ向き合い、自己研磨を継続している人材は高収入かつやりがいのあるポジションを獲得する選択技が潤沢にあります。ADHDだからといって、どうせ無理だからといって怠けて良いわけではなく、常に自身の市場価値を高めるべく努力すべきです。

 

努力してこなかったジジババの末路

人材業界で働いているので、様々な求職者の方とお会いします。市場価値の高い方は、往々にして高学歴で仕事に対する意識が高く、息を吸うように平然と努力をされています。逆に、キャリアについて無頓着で日々悶々と生きてきた方は、年をとるにつれて人生が厳しくなります。ある程度の年齢に達すると、基礎的な社会人としてのスキル以外に、高度な専門性が求められます。例えば、製造業ですと業界に特化した知識(材料、工法、仕入れ、コスト削減手法など)が必須となります。また、部下の教育や組織の生産性を高めるためのマネジメント経験も求められます。これらの能力は、意識的に鍛錬していかなければ身につきません。サボってきた人は、企業からろくに相手にされなくなり、製造ラインのオペレータ(誰でもできるような単純作業)くらいしか仕事がなくなります。収入は極端に低く、日々の暮らしを維持するだけで精一杯な状態に陥ります。

 

市場価値は、経験と成果で決まる

上記のように、年を重ねても一定水準の市場価値を保つためには自身が描くキャリアに合ったスキル・経験を積み重ねていく必要があります。基本的に、未経験へのジョブチェンジは業界によりますが20代までが限度でしょう。30代以降は、基本的に20代で経験した業界・職種での転職しか選択技が無くなります。汎用性が高い職種は営業職(世の仕事の7割は営業系の仕事)ですが、自身が進むべき道は早い段階で見定め、戦略的に転職活動を行う必要があります。

 

いかがでしたでしょうか。今の仕事の適正が無いからと、何も考えずに転職を繰り返すと暗い未来が待っています。技術革新で生きやすい世の中になればありがたいですが、現実はそう甘くはないでしょう。ADHDという大きなハンデは辛いですが、将来のキャリアをしっかり意識して日々行動することが重要になります。